PLAYBALL


麻緒がそれでも斎藤と付き合っている理由は俺だった。

麻緒。ごめん。

俺が野球馬鹿だから。

麻緒は俺を守ってくれた。

情けねぇーよ。俺。

本当は麻緒を俺が守らなきゃいけねぇーのに。

自分が恥ずかしいよ。


でも麻緒は泣きながら俺は悪くないと言ってくれた。

小3の頃のように。
< 76 / 309 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop