PLAYBALL


「おいッ!お前こいつに触んなよ!」

斎藤隼人の拳をつかんだ雄也だ!!!

「いっ!伊藤雄也ッ!」

ビビった口調で言う斎藤隼人。

「お前今何しようとしたんだ???こいつをなぐろうとしただろ???」

「しっ!してません!」

「嘘つけ!!!ぢゃあこの俺が握ってるお前の手はなんなんだよ???」

「すっ!すいません!」

「あぁ?!すいませんですまねぇーんだよ?!」

雄也は斎藤隼人の胸倉をつかみ殴った。

「お前は麻緒を傷つけた!お前にも麻緒が味わった辛さを分からしてやるよ!」

もう一度。

「雄也ッ!」

「とにかくお前は麻緒にもう近づくな!近づいたらまた同じ事になるからな!」

斎藤隼人は倒れ込んだ。

「あと...。こいつはブスぢゃねぇーから!」

うれしかった。

雄也。ありがとう!

雄也に助けてもらってばっかだね。

ありがとう。
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