PLAYBALL
雄也!助けて!!!!
血がたれる音。
ふと目をあけるとそこには雄也がいた。
雄也は男達を殴っていた。
血がたれる。
植村サンは口をあけてみていた。
雄也は全員を倒した。
息は荒い。
「麻緒に触んなぢゃねぇーよ!」
声が低く怖い。
「麻緒っ!!!!!」
慌ててこっちに来た。
あたしは泣いた。
わんわん泣いた。
そんなあたしに優しく自分の着てたジャージをかけてくれた。
そして雄也は植村サンを見た。
植村サンはばつが悪いように目を逸らす。
「おい!てめぇーがこんな事仕込んだのかよ???」
「……………………」
「おい!答えろよっ!!」
「そうだよ???」
「あぁ?!お前ふざけんなよ?!」
「全部雄也君がいけないのよお。」
泣きながら言った。