Xmasのよる《短編8P》
どうして?


どうしてごめんなの?



聞きたかったけど
声が出なかった。




変わりに
視界がどんどん
潤んでいった。



手のひらに
落ちた滴に気付いて
ようやく自分が
泣いていることに
気付いた。




「他に好きな人が出来た。」

「…で、今日一緒に食事しないかって誘われたんだ。」






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