Xmasのよる《短編8P》


…そっか。
そういうことか。




心のどこかに
納得する自分がいた。




「本当にごめんな。」




彼がごめんと
つぶやくたびに
私の傷は
深くなっていく気がした




「…じゃあな。
幸せになれよ。」







―ガチャ




彼はそう
言い残して
出ていった。




私は一言も
喋ることなく


私の恋は
終わりを告げた。





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