After schoolから・・・
それからは、何事もなかったかのように一日はどんどん進んでいった。

そして

キーンコーンカーンコーン

「起立 礼」

の合図で教室は静かさをなくし、ざわざわとし始める。

「麻里亜ちゃん、一緒に帰ろーぜっ」

「は?今日は俺と帰るんですけどー。」

私はこうやっていつも、誘われる。

「あ・・・え・・・うーんと・・・」

「はいはーい!麻里亜ちゃんは私と帰りマース。」

可奈はよくフォローしてくれる。

「そ、そうなんだよー。ごめんね~」

私もこれで、断ることができる。

「チェ~っ。なんだよいっつもぉ~」

男子どもは可愛い可奈に、キレることはできない。


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