恋バナ~私の恋バナも聞いてよ…~
お隣りのお家の長男がタケ兄だった。

偶然な事に私のお母さんとタケ兄のお母さんが仲良しらしくて。


小さい頃からずっと一緒だったから、いつの間にか「タケ兄」なんて呼んでた。


周りからはタケ兄のが扱いがよかった。

私はいつだってタケ兄の下だった。

『健(たける)君の方が頭がいい。』

『健君は可愛い。』

『隣の子なに?』

『似合わない!』

そんな言葉が私の胸にチクリチクリと刺さった。
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