恋バナ~私の恋バナも聞いてよ…~
「おいっ!歌胡、学校遅れるぞ!」
ぼーっとしている私にタケ兄が声をかけた。

「えっ、あっ…行かなきゃね!」私はお弁当箱をセカバンに詰め込んだ。


タケ兄は歩き出した私の二の腕を掴んだ。すごく大きな手で少しビックリした。


「ほら、遅れるだろ。お兄車持ってんだから乗ってけよ。」優しく笑いかける。


「うん。お言葉に甘えて!」私はタケ兄の車に乗り込んだ。


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