君と歩いた道
「んじゃぁ、勉強もあたしが教える!!」

こう見えても成績は優秀なのだ!

「おお~それは助かる!!サンキューなッ!!」
また、ニカッと笑う。

あぁ、その笑顔やめて。
心臓が爆発しそう!!


「んで・・・帰らなくていいの?」

綺羅が言ってくれるまで時間など気にしてなかった。
私ったら!!

「今、何時?」

この病室は時計が電池切れてるのか動いてない。
でも、たまたま腕時計を持っていた綺羅に聞いた。

「午後22時だよ」

22時?!まずい・・・まずいぞ。
親に怒られるっ!!
うちの親、何かとめんどくさいからなぁ。
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