君と歩いた道
闇への前進
綺羅のいない高校生活。

むちゃくちゃ寂しいよ綺羅。
って私は!!

「どぉしたの?茜。顔、赤いよ??」

そう言って私の顔を覗き込むのは私の大親友、凛。
高校に入って綺羅と会う前に出会った友達なの。

「え?本当??」
やばい・・・凜のかんは当たるんだよなぁ。

「また、綺羅君の事でしょ?」

さ、さすが!!凛。
恐るべし。

私が頷くと、凛はやっぱり~と言った。

「綺羅君、白血病になっちゃったんでしょ?色々と大変だね」

おお・・・ここまで綺羅の病の事は広まっていたのね・・・。

「まぁ、何かあったら相談してね」
ニコニコしながら言う凛。

優しいなぁ凜は。
だからモテるんだよね。


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