君と歩いた道
「何か、考え事?」

「ううん、別に」
ニコニコで言った。
凛も笑顔で返してくれた。


「早く凛も彼氏作ればいいのに」

モテるのに彼氏無しの凛。

「そうなんだけどさあ、良い人いないんだよねぇ」

苦笑する凛。

「なるほどねぇ」
納得する私。

だって私達のクラスには良い人無しだから。
綺羅は隣のクラスにいたし・・・。
今回の私達のクラスは大はずれ。

「隣のクラスの人とかとは喋んないの?」

急に黙る凛。
ヤバイ・・・この質問はしない方が良かったかな。

「うち、あんまり男子と話せないの」

え?・・・
あんなに女子とは楽しそうに大声で喋るのに。

「どうして?」

また、黙る凛。

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