君と歩いた道
「ちょっとやってみたかっただけ!それより、どんな帽子がいい?」

きっと私、顔赤い・・・。
あんな顔やるんじゃなかった。
失敗。

「茜が俺にあいそうなの作って」

あいそうなのって言われても・・・

「あいそうなのなくない??」
私が困った顔をすると

「何それ、ヒドッ!!」
笑いながら言う綺羅。

だって本当だもん。
今までそういうのした事なかったし。

「うーん。とにかく、頑張って作るから」

ニコニコ顔で言ってみた。

「ちゃんと作ってくれよ?」
笑顔で返してくれた綺羅。

この笑顔大好き。
彼の笑顔を見ると元気になれるの。

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