ピンクのストラップ




「ぷっ…、面白いね君。」



「へ?」



「考えてる事っていうか…心の声?が顔に出すぎ」



「そっ…そんな事ないです」



「そお?…、俺は…咲乃 サキノ ここの卒業生で文学部OB」



よろしく、って手を出されたから一応握手しておく



「咲乃って苗字ですか?」



「いや、ペンネーム。本名のが良かった?」



「別にそんな事ないです」



「そ、君は?」



「…Bです、本名も知りたいですか?」






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