いや~遅刻しちゃう~!
第一章
もう~私ったら本当にドジね☆
「いや~遅刻しちゃう~!」
あヤバイ独り言いっちゃったわ!
私ったら本当恥ずかしい☆
この前ママに注意されたばかりなのに~
あヤバイ独り言いったら口にくわえてたパンのみみが落ちちゃったわ!
でも大丈夫よ!だって三秒ルールがあるもの!
だけどそれをクラスの友達に見られたらかわれちゃうわ!
「お前今朝道端に落ちたパンのみみを食ってただろ?汚ねー」って言う山田君の姿がすぐ思い浮かべられるわ!
そんな風にからかわれたくない!
でもこれを食べないと一時間目からお腹が空いちゃうわ!
どうしょう!?
あら?悩んでたらいつの間にか三分経ってたみたいだわ!
もうこうなったら三分ルールをやらせてもらうしかないわね。
食べてみると案外全然まずくないわ!
私はみみを食べ終えると二枚目のパンを取り出して口にくわえ学校に走り出した。
なんでかって?
もちろん遅刻しそうだからよ。
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