いや～遅刻しちゃう～！

「あんたもしかして松本と知り合い？」


「うー…ん…知り合い…っていうか…」



朝のあれで知り合いになったのか？


それとも顔見知り程度か？


私的にはぜひお友達とかそれ以上とかの関係になりたいとこだけど、むこう側にしてみたらどうなんだろ？



まあ考えたって仕方ないから話してみるか。


っていうことでなみに朝あったことを全部話した。



「えー！よかったじゃん！すごいベタだけどよかったじゃん！」


「だよねー！運命的だよねー。毎朝遅刻してるかいがあってよかったわー」



「あれ…？もしかして毎朝遅刻してくるのってわざと…？」



「うー…ん…そう言われれば何も言えないけど、違うって言えば嘘になる…」



「わざとってことじゃねーか！何ちょっとかっこよく言ってんだよ！」


「かっこよさなんて求めてないの！女の子だからやっぱりかわいさを求めちゃった☆」



「もうつっこまないよ。めんどくさいから。」



「なみったら本当めんどくさがりよね？」



「当たり前じゃん！」


どう考えても威張るとこじゃないよね？



とつっこもうとしていると女子のきゃぴきゃぴした声が聞こえてきた。



「松本君～メアド教えて～」


とか


「松本君ってどういう女の子がタイプ～？」