いや~遅刻しちゃう~!
いつも山田君(クラスメートの方)とつるんでるんだわ。



「は?お前遅刻したじゃねーか」



「だから何のことを言ってるの?私にはわからないわ!」



するといきなり得意顔になった。


「お前、先生いないからって遅刻したことがにばれないとでも思ってんだろ?」


「ギクー」



「ギクーってそれ口で言ったらダメだろ。余計怪しいから。ってか効果音だから。」



「そ、それは言わない約束でしょ?」



「そんな約束した覚えないから。ってか先生に遅刻したことを言うよ?」



意地悪な顔になったわ!



最低ねー!



「意地悪な野郎ね!それでモテるとでも思ってんでしょ!普段は意地悪だけど時々優しい彼になりたいんでしょ!」



でもこいつはなりきれないわ!


だってあれは時々優しいからモテる訳であって、意地悪からできているこいつにはとてもなれない役よ!



そう例えるならあれね!



きのこがバラ役をやる並よ!



「は?なんのこと?いつもながら意味不明ー」



「へーこれくらいもわからないなんて馬鹿ね!ば・か!」



「馬鹿っていうほうが馬鹿なんだよ!」



言い返そうとしたら先生が来たから席につくことにしたわ。
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