Moon☆Letter

見えないもの

朝の日差しがとても眩しい…

太陽に向かって掌をかざす。何だか、とても心地いい。


吸い込まれそうな青い空に眩しいくらいの太陽。


何故か見ているだけでホッとする。


「でも…眩しいなぁ。」


そう、ぼやきながら空を眺めている私の名前は『みのり』高二です。


登校中に少しサボってます。


「よぅ…みのり!おはよう。っていうか、お前なに突っ立ってんの??」


そう言いながら私の背中を思っきりたたいたのは、同じクラスの『柚紀 ユズキ』だった。


「…った。ちょっとねぇ!柚あんたマジで怒るよ!!」


「うっわぁ〜こぇなぁ。そんなんだから彼氏出来ないんだよ…お前」


そう言って柚は逃げた。あいつとは小学校からの幼なじみ…いわゆる腐れ縁ってやつ。

かなり女の子みたいな名前で顔も女の子みたいなんだよね。


柚の親は女の子が欲しかったらしい…そのせいで、この名前がついたらしい。
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