お嬢様の恋愛方法  超短編
「浅川雛華です。」


「高萩壮志朗です。」

高萩。まさひくんと同じだ。

私、高萩雛華になるんだ。どうせなら、高萩雅燈の妻が良かったな。

「皆様。お客様が来ていますが。」

「え?」

まさか・・・ね・・・

「雛華!!」

「まさひ・・・く・・・ん?」

「ひなか・・・」

そこにいたのは、正真正銘、高萩雅燈。まさひくんがいた。

「兄貴。」

「雅燈・・・」

「きっ兄弟?」

「ああ。」

「雅燈!!」

「親父。」

「雛華!!」

「お父さん。」

「「どういうこと だ!」」

まさひくん・・・。

「俺は雛華が好きだ。」

まさひくん・・・。

私も。大好きなの。

「振られた。でも諦められねぇ。」

「「・・・」」


「お父さん。」

「・・・ん?」











「私もまさひくんが、好きなの。」

大好きだよ。


「「いいよ。雛華。雅燈。」」

「本当ぅ?」
「ああ。」

「雛華。」
「まさひくん。」


















「「愛してる。大好き。」」
そして私達は、親の前で婚約をした。

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