イケメン医師と危険な生活!!
「もういいよ……検査しにきただけだから」
もう完璧怒ってるじゃん先生……
あたしと目も合わせてくれない
「心拍速いけど」
「好きな人がここにいるからね」
「お前、わざとだろ」
「何が?先生」
好きな人?わざと?
笑顔で質問する涼真くんは、ほんとはわかっているような、悪魔のような笑みに見えた。
「お前っ……!」
「どうしたの?先生。余裕ないなんて珍しいね」
歯を食いしばる先生は、俯いて悔しそうだった。