パーフェクト女子大生だって恋をする
第1話 ルームシェアは危険な香り
「片岡和人・・・か」
私は『ルームシェア募集中』の張り紙を大学の掲示板から剥がすと、メールで連絡を取り、彼が指定したマンションへと向かい、目指す部屋の呼び鈴を押した。
「はい。どちらさん?」
「あのぉ。ルームシェアの張り紙を見てきたんですけど・・・」
鍵を開けて中から出てきた男性に私は息を呑んだ。
・・・か、マジかっこいい・・・・・・。
野性味がある独特な声といい、澄んだ黒目がちの瞳といい凄くいい。
全部が私の好みだ。
「君、女の子だよな。男とルームシェアしても平気なの?」
気だるそうに玄関のシューズボックスに寄り掛かりながら彼は尋ねた。
しかも大あくびしている。
でも、背は高いなぁ~。
きっと185cmはあるかも。
「聞いてる?君?」
私が見惚れてると、今度はあくびを噛み殺しながら尋ねてきて、じっと私を見てる。
そんな佇まいすら、やばい位、チョーカッコいい。
「あっ。えーと、平気よ。今まで男と同棲もしたことあるけど、トラブルなし」
「へぇ~!かっちょいー!」
彼はヒューと口笛を吹いた。
はぁ~。
同棲なんて、口からでまかせ言ってしまった。
男とルームシェアなんて平気ってことを強調したかっただけなんだけど、やり過ぎた。
ホントは、このボーイッシュなショートヘアとさばさばした性格が災いして、カレシいない歴19年を更新中なのにね。
私は『ルームシェア募集中』の張り紙を大学の掲示板から剥がすと、メールで連絡を取り、彼が指定したマンションへと向かい、目指す部屋の呼び鈴を押した。
「はい。どちらさん?」
「あのぉ。ルームシェアの張り紙を見てきたんですけど・・・」
鍵を開けて中から出てきた男性に私は息を呑んだ。
・・・か、マジかっこいい・・・・・・。
野性味がある独特な声といい、澄んだ黒目がちの瞳といい凄くいい。
全部が私の好みだ。
「君、女の子だよな。男とルームシェアしても平気なの?」
気だるそうに玄関のシューズボックスに寄り掛かりながら彼は尋ねた。
しかも大あくびしている。
でも、背は高いなぁ~。
きっと185cmはあるかも。
「聞いてる?君?」
私が見惚れてると、今度はあくびを噛み殺しながら尋ねてきて、じっと私を見てる。
そんな佇まいすら、やばい位、チョーカッコいい。
「あっ。えーと、平気よ。今まで男と同棲もしたことあるけど、トラブルなし」
「へぇ~!かっちょいー!」
彼はヒューと口笛を吹いた。
はぁ~。
同棲なんて、口からでまかせ言ってしまった。
男とルームシェアなんて平気ってことを強調したかっただけなんだけど、やり過ぎた。
ホントは、このボーイッシュなショートヘアとさばさばした性格が災いして、カレシいない歴19年を更新中なのにね。
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