ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~
あとがき
ここまでお付き合い下さいまして、本当にありがとうございます。
自己肯定感の低いヒロインが、厳しい上司に鍛えられて成長する話を書きたかったはずなのですが……?
上司もまた、ある意味支えを必要とする過去を持っています。
ちょっと話を広げ過ぎたかも知れません。
それでも皆様にお伝えしたかったのは、この国の児童福祉の現状でした。
子どもは将来の我が国を支える宝です。
その宝物が、大事にされていない現実があります。
子どもを産み育てる母親もまた、宝であるはずです。
しかし、母親への支援が届きにくいために、子どもが辛い思いをしたり、負の連鎖から抜け出せない……そんな状況を沢山見ました。
どうか、全ての子どもが幸せに暮らせますように。
心からそう願っております。