かんのれあ番外編
非常を日常とする幼き少年がいた。


両親が怒鳴り合う声が耳を劈(つんざ)く、そんな非情な螺旋を平常とする少年が。


ある日少年は家出を決心するものの、両親に悟られてしまう。


そして両親は自分らの過ちを反省し、少年達は温かな家庭を築いたのだった。



そんな、無理心中を謀って散った一家のお話。
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