花嫁と咎人
「んな事気にすんなよぉ!アタシ達もう友達だろ!」
「とっ、友達!嬉しいわ…!」
「…また会えるといいな、フラン。お前も頑張れよ。アタシ、応援してるから。」
「ありがとう、ジィン」
そして優しく抱き合った。
「ハイネとも、仲良くやれよ。」
瞬間、耳まで真っ赤になったのはいうまでも無く。
そしてジィンと別れを告げ、踏み入れた4番街。
「凄くいい場所だわ。」
…そこは自然豊かな緑の大地で。
まるで先程の砂漠が嘘のよう。
草原を踏みしめながら、一行は先へと急いだ。