好きだからこそ


「でもなんで私とチトセ?」

私は意味深に留衣乃に聞いた。

「アンタは寝てたから」

きっぱりと言われた。

「…はぁ」

私は眉間にしわを寄せた。

「で、阿南千斗世はサボり」

……?!


さ、サボり?


「屋上でタバコでも吸ってんじゃないの?」

留衣乃が呆れた顔でいう。



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