あなたに...
*Ⅱ






目を開けると真っ白な天井が見えた。




「ここどこだろう...」




小さく呟くと、横から聞き覚えのある声が聞こえてきた。






「目、覚めたんだ。ここは病院だよ。」





そっちに目を向けると、バスで隣に座っていた男の人がいた。






"病院...?"


"だからこの人白衣着てるんだ。"

"...ッ!てことはこの人お医者さんだったんだ!"






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