あなたに...
考えれば考えるほど悲しくなってきて涙がでてきて
布団にもぐっていっぱい泣いた。
ようやく少し落ち着いてきたころ
─コンコン…─
"先生だったらどうしよう"
そう思って布団で顔を隠して返事をした。
「未紗ちゃんご飯の時間だよ。」
入って来たのは恵梨さんだった。
私はほっとして顔を出した。
外はもう暗くなっていた。
私の泣き腫らした目を見た恵梨さんは
「どうしたの?大丈夫?」
とかけよってきた。
「...うん。......失恋しちゃった。」
と俯きながら言うと"そっか"と、何も聞かずにただ優しく頭を撫でてくれた。