あなたに...



───…



それからどれくらいたったのだろう。



寝ようと思ってもなかなか寝れず

布団を顔まで被って目をつぶっていた。



コンコン...


「もう寝ちゃったか...」


その声で入ってきたのが先生だってすぐにわかった。


でも先生と話したら自分の気持ちぶつけちゃいそうで、
また悲しくなっちゃいそうで、


顔を上げられなかった。




でも先生があまりにも悲しそうな顔をするから

つい顔を上げてしまった。





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