あなたに...




帰りにちょっと買い物して帰るつもりだったけど、耶菜も体調悪そうだったのでまっすぐ帰ることにした。



歩いていると

「未紗、頭痛い。それになんか、きもち悪い...」



さっきより顔色が悪い。



"病院に連れていかなきゃ"



近くの病院と言えばあの病院しかない。




タクシーに乗ろうにも、人通りの少ないこの道には無理そうだ。



しょうがないと耶菜を支えながら、市原中央病院へと向かった。



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