あなたに...



「どうかされました?」



その声にひとりが振り向いた。




振り返ったのは見覚えのある顔。




「あっ、未紗ちゃん。どうしたの?」




不安そうな彼女の視線が隣の子に向けられる。




「耶菜が...」



見ると
かなり顔色が悪い。




とにかく診察室に運ぶことにした。


< 72 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop