あなたに...




コンコン………──


「はぁ─い。

どうぞぉ──っ。」





「耶菜
元気そうじゃん。」



私は今
耶菜のお見舞いに来ている。




「うん。まだちょっと頭痛いんだけどね...。」



そう言いながら笑ってる。



「そっか。良かった。」




そう言ったとき


視界が揺れて思わずベッドに手をついた。






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