あなたに...




「ごめんなさい。」



「いいよ。

とりあえず
無事だったから

今回は許す。」


そう言ってまた笑っている。


気付けばつられて
私も笑っていた。




「じゃあそろそろ点滴するから

隣の部屋行こっか。」




「はい。」



隣の部屋は
ベッドが2台と机が
ひとつ置いてあるだけの

そう広くもない部屋だった。




「準備するから
ベッドに横になってて。」


言われたとおり
横になった。



.
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