あなたに...



「ありがとうございました。

また迷惑かけてしまって
...

ごめんなさい。」



「俺は未紗ちゃんに迷惑なんてかけられてないよ。」

なんて言いながら微笑んでいる先生。


「えっ?」



「未紗ちゃんはもっと
人に頼ることを覚えたほうがいい。」




"だからはい、これ。"

と言って紙を渡された。




「なにかあったらいつでも電話して。

携帯が嫌だったら
病院にでもいいから。」


「え...でも...。」


「いいから。

だって未紗ちゃん

なにかあったら病院に
来るように言っても

来ないし無理するし。」



.
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