モテモテ彼氏は電池で動く
「デートかぁ…でも一応あたし彼氏持ちやし…」

おいおい…そんな居もしない男の事やら思い出すなよ…

「映画と食事と居酒屋ぐらいやったら浮気には、ならんよね?」

チナッティーって…そんなに良治の事好きやったんかい…俺は怒りが、こみ上がって来た。

「だって、良治とは別に別れとらんし…アイツスーパードライ買ってくるの早かったし…気がきく男やったもんね」

何の事は無い…単なる便利屋かよ…なら俺にもチャンスは、あるんじゃねぇか?

と、俺に淡い期待を抱かせたチナッティーは

「んじゃミッチー…あと頼んだね。おやすみ」

と、とっととおねんねしに行った。
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