モテモテ彼氏は電池で動く
そんな闇の中のあたしの気分を察してかヤツは、こんな事を言い出した。

「実は、俺の遠縁に東京の大学でロボット工学の権威って呼ばれてる人がおってな…」

は…?それが、あたしに何の関係がある?

「まぁいい歳こいてガキみたいなオッサンなんだけど…才能ある学生を援助したいって言い出してな…」

とハイライトを一吸いしてビールをグィッと

「まぁチナッティーが元気が無いってのは各方面に支障があるって事で…」

確かに…最近あんまり元気無いな…

ビールの量も減ったし…
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