モテモテ彼氏は電池で動く
このクラスには、あたしに逆らえる肝っ玉の座ったヤツは、おらん。

当然バカ女どもは言いたい事も言えず小さくなったが…

ムッツリとおっぱいの睨み合いは、まだ続いている。

「ここに転校して来たのが運の尽きやな…俺以外の男が美晴に惚れたらどうなるか…親でも見分けつかん顔にしてやるけんな」

おっぱいのセリフ聞いてた佳代が

「ライバルおらんっちゃけん、さっさと美晴に告っときゃ良かったとに…こんな状況で愛の告白って…油山クンってデリカシーのカケラも無いっちゃね」

図星?

真っ赤になって

「て、てめえなぁ…お、俺と美晴は、長い付き合いなんだぜ…何が愛の告白か…そ、そんなんじゃ無ぇよ」

コイツ…肝心なとこで根性無ぇからな…ムッツリにファン盗られる訳だ。
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