ブラック or ホワイト
「こんな感じで今に至るわけで…困ったなぁ…」
金田さんは前髪を掻き上げてから、バタンとベッドに倒れこんだ。
「所詮、子どもの依頼やし…もう少し気楽に行っていいんとちゃうの?」
敬太もベッドに横になって、天井を見ている。
何かを考えているみたい・・・
「それより腹へったわぁ。もう、1時になるで?」
「お昼ごはんまだ食べてなかったね。」
そう言って、腕時計を見た。
12時56分か・・・
「お昼、森さんに作ってもらおうか???」
「え?」
いきなりの金田所長の提案。
あの子、優しい人だからきっと何か作ってくれるよ。
金田所長の提案で、
私・敬太・所長は 大広間へお昼ごはんを食べに行った―――