氷雪花Ⅱ
「ごめんごめん~

考え事してたから、ねっ?」


「俺は知ってたぞ」

「俺も」

「俺も」


と、どうやら気づいてなかったのは悠斗と葵だけらしい


「えっ!?

でも・・・白愛は気づいてなかったよね?」


「気づいてたわよ?

見えたもの」

「そんなぁ~・・・」


「まぁ、それはいいとして、私は葵と悠斗の家がいいな~」


「・・・まぁ、俺達の家は狙われねぇだろ」

「そうだね、じゃ、決定!」


――――――――――


ふーん

結構でかいのね


「・・・俺んち駄目だったから道場でいいか?」


「いいよ

だって、久々にお爺さんに会えるんだもん!」

「・・・そうだな

瑠衣はジジィが好きだからな」

「もうっ

へんな言い方しないでよ!」

「まぁ、それは置いといて中はいろうぜ

ジジィ、居ると思うから」


「ん」


私達は道場の中に入っていった


・・・誰かに見られていたことも知らずに・・・


白愛は、気づいたけど・・・


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