氷雪花Ⅱ
月華は、全てが終わるとどうなるかわからない


死ぬかもしれないし、生きるかもしれないし・・・


そして・・・


違う人生を歩むかもしれない


そんな事を考えている間に、居間についてしまった


「さあ、話してもらうぞ


お前さんの全てを」


「もちろんよ」

私は静かに語りだした


皆はそれを耳を傾ける


「まず、私は殺し屋よ

コードネームは「雪華」


そして、あの学校に転入したのは依頼とか仕事じゃない


私自身が望んだこと


私はね・・・

「光」が見たかったの


一生「闇」に居ることを望んだのに、「光」を見たくなってしまった


・・・殺し屋失格ね



そして、あの人たちは「月華」と「藍兎」


皆も名前は聞いたことがあるでしょう?」


そう尋ねると、皆はこくりと頷いた


私はにこりと笑って話し始めた


「・・・瑠衣が狙われたことは、私は全てを知っているわ

でも、それは私じゃなくて瑠衣本人から聞いた方がいいわよ?

瑠衣が何故黙っていたのかを考えたらわかるはずよ


でも、心配しないで

恐らく、瑠衣は殺されないわ


だから、安心して」




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