蜜蜂
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戸を開ける。
視界に入ったのは、蜂蜜色。






「……ごめん、澤木…」



彼女の手を引いて外に出た。
彼女の固まった表情には気づいてたけど、もう気にしてる余裕もなくて。















ごめん、杏花。
やっぱり無理だったんだ。



最初からわかってた。
わかりきってたことなんだ。



抑えられる程の軽い想いじゃないことぐらい。








自分でも呆れる程、本当に惚れてるんだ。






To be continue...



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