蜜蜂
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最初「亜也ちゃん」て呼ぶから、呼ばれ慣れてなくて、ちょっと恥ずかしくて、無理矢理呼び捨てに直させた。
あたしは、前廊下で「澤木ちゃん」と声をかけた時、何人かが振り返ったので、きぃって呼んでる。
黄色の「きぃ」ね。
長い金髪を揺らしながらこちらへ来る。
あ、何もないところで引っかかった。
少し抜けてるとこあるんだよね。
きぃはしっかり者で、自分が大事。
たぶん頭の中ではいつも、タイムテーブルとか成り立ってるんだろうな。
「きぃどうしたの?」
目の前まで来たきぃに尋ねる。
「亜也が見えたから呼んだの。」
笑ってそう答えた。
笑顔がまた可愛いんだよね。
気づいたら抱きしめてた。
「あ、亜也?」
「きぃは可愛いなぁ。」
「それは亜也でしょう?あ、違う。亜也は可愛いじゃなくて綺麗、だ。」
「うん」と一人で納得してるきぃ。
本当に素直で可愛い女の子。
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最初「亜也ちゃん」て呼ぶから、呼ばれ慣れてなくて、ちょっと恥ずかしくて、無理矢理呼び捨てに直させた。
あたしは、前廊下で「澤木ちゃん」と声をかけた時、何人かが振り返ったので、きぃって呼んでる。
黄色の「きぃ」ね。
長い金髪を揺らしながらこちらへ来る。
あ、何もないところで引っかかった。
少し抜けてるとこあるんだよね。
きぃはしっかり者で、自分が大事。
たぶん頭の中ではいつも、タイムテーブルとか成り立ってるんだろうな。
「きぃどうしたの?」
目の前まで来たきぃに尋ねる。
「亜也が見えたから呼んだの。」
笑ってそう答えた。
笑顔がまた可愛いんだよね。
気づいたら抱きしめてた。
「あ、亜也?」
「きぃは可愛いなぁ。」
「それは亜也でしょう?あ、違う。亜也は可愛いじゃなくて綺麗、だ。」
「うん」と一人で納得してるきぃ。
本当に素直で可愛い女の子。
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