俺らの姫様


「いいだろう。はなしてやるよ。」




「龍…。」



「あいつが知ったら、あいつは崩れる。心からすべてな」



「崩れる??」



「あぁ 一度あったんだよ、美緒の気持ちがコウに勝ったことが…。まぁ だいたいはコウが先に暴走すんだけど…。」



「龍…。そこまで」



「いいんだ。こいつらにはすべてを知ってもらう」


確かに美緒とあった日も浅いだけど、あいつは俺らの喧嘩を止めたんだ。今まで一度も止めたことなかったのに…。あの時はとめたんだ。


今まで俺は無力だった。


でも俺はその時思っんだ。


こいつらなら大丈夫なのか…。


こいつらならあいつを助けだせるかもしれないと


いや…。



  助けだしてほしいと


< 142 / 211 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop