俺らの姫様



    -緑side-


僕たちは、夾に美緒の傍にいろと言われ寮に戻った。


だけど、僕と雅紀の間に会話はない。



美緒の過去の話のことを考えているんだろう。




それに、ただ寝ているだけにしては汗の量が多いし



うなされてはいないけど苦しそうだ。



……僕はどうすればいいんだ。



ただ、雅紀と同じように夾たちが帰ってくるのを、待っていた。




「いや、いや。」



「美緒!?」



「いやぁ。っヒューヒュー。」



もしかして…。過去吸



「雅紀!!夾に連絡して、美緒が大変なんだ!!」




美緒…。無事でいて…。



 -緑side- 終わり





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