俺らの姫様


「真理子さん、GOODタイミングです。」



「あら、優希ちゃんじゃないのどうしたの??」

ホントに、知り合いだったんだ。


「実はですね、美緒ちゃんの正体がばれちゃいまして…。」


「………あら、ホント。そーいえばなんで女の子の姿してるのかしらぁ…。」

今!?今かよ


「それで、ですね。美緒ちゃんを男の子の姿で行かせるか女の子の姿で行かせるかで、話あってたんですよ~。」


「そんなの決まってるじゃないの!!!あんな常識のある狼と、ない狼のなかに女の子の姿で行かせるわけないわ!!!」


常識のある狼とない狼???

教室の中に狼なんていたっけ???


「ですよねぇ。変装してても危ないのに、女の子の姿でいかせるなんて食べてっていってるよーなものですよね。」


「あら、優希ちゃん。気が合うわね」


「ありがとうございます。」


と、その頃  男たちは…。


「なぁ、常識のない狼って完璧俺らのこと言ってたよな???」


「そりゃあ、そうでしょ。常識あるのは金持ちオンリーの奴ら。」


「でも、僕たちって中間じゃない??」


「………。」



とひそかに話あっていました。




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