俺らの姫様


「いや…いやぁ」


「拓斗!!すぐに優希を呼べ。」


「分かった。」


「いやぁ、触らないで。来ないで」


「バカか!!!お前をこんな状態のまま置いておけるか」


「きょ…。ごめ」


「翔!?翔…。美緒、おい目覚ませ」



『美緒。好きだよ、愛してる』



『お前は、俺の大事な--だからな。まぁこいつなら美緒を任せても安心だな。幸せになるんだぞ。』



『サンキューな。やっぱり、お前は最高だ。』


『あったりめぇだ。』



『ただ、ちょっと過保護すぎるがな』



『うるせぇよ。』




記憶がないはずなのに、感覚が覚えてる。


楽しかった頃の記憶




 『『美緒!!!思い出すんじゃない』』





   -美緒side-  終わり




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