俺らの姫様
「きょぉ」
美緒は泣きつかれて眠ってしまった。
こうして気持ち良さそうに寝てると顔がにやける…。
「夾。美緒大丈夫?」
緑か…。
「あぁ、今落ち着いて眠ったとこだ。」
「そっか…よかった。」
「「……………。」」
「俺さ、お前ら以外に初めて裏の顔の俺を認めてくれたのが美緒だった。表の俺も裏の俺も一人の人間として見てくれたんだ。」
………。
「嬉しかった。表の俺しかみんなに受け入れられなくて裏の俺はひっそりと闇の中…。正直つまんなかった。だけど、美緒ってゆう光が俺を照らしたんだ。温かくて明るい光が…。夾も…そうだろ??」
俺も…同じ
「美緒ってゆう光がお前を変えた。姫龍ってゆう存在がお前を黒龍を変えたように。美緒は姫龍と同じ役割をしてくれてるんだ。」
光…。
「確かにそうかもな…。俺は変われただからこそ、あいつを救ってやりたい。」
「フッ…それでこそ俺らの総長だ。表の俺を頼むぜ、お前にしか負かせらんねぇからな」
「おう。」