俺らの姫様
「さーな。」
「もしかして、さっきの緑との会話??」
こうゆうことには鋭いんだなお前は…。
「あぁ」
「そっかぁ、でもさ、俺昔の夾より今のほうが好きだぜ」
昔の俺より今
「俺さぁ、ずっと思ってた。美緒が来てから確かにってか毎日のように問題抱えてるし、正直疲れる。
でもな、美緒が来てから、みんなが笑うようになったんだ。心から…。もちろん夾もね。
夾はいっつも姫龍のことしか考えてなくて、俺らと喋っていてもあいつの子と考えてた。
だけど、美緒が来てお前が本当に笑ってくれた時はたぶん黒龍のやつら全員、喜んだと思うぜ、だから姫龍にとらわれるな、お前は夾っていう一人の人間だ。
姫龍がいなくても、夾は夾…だろ?」
「そうだな。ソロソロ姫龍からも卒業しないといけないよな」
「ん…だけど、姫龍を思っているなら俺は止めない。でも、美緒を思っているならとめたほうがいい。」
姫龍と美緒。
「雅紀、サンキューな。俺の気持ち定まった。」
「おう。ってヤベ火かけっぱだった。」