俺らの姫様
「なぁ 優一が言っていた美緒って誰だと思う?」

聖司が沈黙だったこの空間を壊した。


「あの二人が美緒って奴のメールだけであの時帰っていった。」



「確かにおかしいよね・・・。そんな女の子僕たちの情報にはないのに・・・。」



「どっちかの彼女か?」



「でもでもどちらかのならもう一人が従うはずないんじゃ・・・。」



『・・・・・。』


俺たちの間にまた一つ疑問が現れた。


あの二人をメールだけで従わせることのできる女




俺たちは、疑問尽くしだった。


―夾 side―  終わり
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