黒アゲハ Ⅲ -運命- 【全完】
それは純の仕事部屋を片付けているときだった。
未だに純が帰って来るんじゃないか、とか
まだ仕事部屋に居るんじゃないか、などと思ってしまうあたし。
でも…不思議と死のうとか考えることはなかった。
なぜかすごくあたたかい何かに包まれている気分で安心するんだ。
「うわぁ…いっぱい」
大量に出てくるデザインを1つ1つ見ていく。
どれも可愛かったり、綺麗だったり、デザインも個性豊か。