あの日を追って…



「アイラちゃん、
本当に君は可愛い。」

「ははは…
お褒めいただき光栄ですわ…」

アランは軽く笑ってみる。
シャルアムは少し安心しているようだった。

「ウィル、今日はどんな用事で?」

ウィリアムはシャルアムの顔に近づいてシャルアムの顔をクイッとあげた。

「君に会いたいだけじゃ駄目かな…?」

キザだろ、こいつ…
どうやらシャルアムの言うセクハラと言うのも嘘じゃないようだ。

アランはシャルアムの方を見た。
シャルアムの顔がひきつってる。

何か見ててムカつく…

「あーら、ウィル様
少しベタベタしすぎでは…」


アランの心はモヤモヤしていた。理由は彼には分からない。

「あぁ、そうだね…今は…後でゆっくりね、シャルアム」


ウィリアムはそう呟くとシャルアムから離れた。


シャルアムはアランに
ジェスチャーでお礼を言うとホッとしていた。


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