あの日を追って…
“もしも困った時はクローゼットの下を見て!力になるはずだから”
アランは紙をもらった時
自分の部屋のクローゼットの下を見たが何もなかった。
だがもしかしたらベネチアさんはこの事を想定していたというのか…
ベネチアはヴェルディの従者でもあるためヴェルディに逆らえないのだろう。
もしくは見張りがベネチアに密着していたか…
アランはクローゼットを探した。
すると部屋の隅に古ぼけたクローゼットが置いてあった。
アランは恐る恐るクローゼットの下に手をいれた。
すると鍵がいくつも転がっていた。
これで出られる…
アランに希望が芽生えた。
そして1つ1つ鍵を差し込んでいった。
18つの鍵をすべて入り口に差し込んだがすべて違うようだ。
「な…なんで…」
アランはその場に立ち尽くした。